エンディングノートは若いうちから

私は結婚三年目の26歳にして、突然に夫を亡くしました。

東京出身の夫は独身時代からずっと全国を飛び回る転勤族でしたので

短い時には半年ほどで次の移動先へ・・・なんていうこともあったそうです。

引っ越し業者のダンボールのまま押し入れに入れている荷物も大量にありましたので

夫が急逝してからというもの、実務的な手続きなどもあり、悲しむ暇もなく引っ越さなければならず

とにかく「あきらかに要らないもの」以外はすべて私の実家に搬入しました。

それでも入りきらない荷物は、田舎の祖父母の作業小屋の広いスペースを借りて

長い期間保管させてもらい、十年近くをかけてやっと遺品整理が終わりました。

普通はこんなことはできないと思うので、私はかなり周りに救われたのだと思います。

本当に感謝しかありません。

私は夫の急逝に伴う遺品整理の経験から、遺された人の負担を少しでも軽くしたいと思い

毎年年末に自分のエンディングノートを書く(正式には書き換える)ようにしています。

自分の所持品のことだけではなく、預貯金や金融資産、生命保険のことなど

毎年取り巻く状況は同じではありません。

この際に書くだけではなく、信頼できる家族には

エンディングノートの保管場所についても知らせておかなければ意味がありません。

エンディングノートというと、どうしても終活・シニア層のイメージだと思いますが

必ずしもそうではないということを是非ご理解いただけますと幸いです。

若年層のエンディングノートについての考え方についてのセミナーも今後行う予定ですので

ご興味のある方はどうぞご参加ください。

芙蓉プランニング

【保険を売らないFP】2級FP技能士(きんざいFPセンター正会員)として「相談」「講師」「執筆」「資格取得」を軸に業務を行っています。FP資格取得レッスン、マネー勉強会、コンサルティング、セミナー講師など。FP業務の他、対話力インストラクターや集客力アップアドバイスも行っています。

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